Hunting Workshop

 

先日の1泊2日狩猟系の講座のお手伝いをさせて頂いた時の様子です。

 

参加者は20人超えで、自分にとっては割と大人数を受け持ったのですが良い勉強になりました。

 

内容は、野外での衣食住、衛生、危機管理、射撃、追跡術、動物の体の使い方など盛りだくさんでした。

 

シェルター

 

まずシェルターの基本となるタープやツェルトを各班毎に張ってみます。シートが皺や歪みの内容にきれいに張れると雨風をしっかり防いでくれます。意外と難しいです。

 

ロープワーク

 

シェルターにはロープワークを覚えておくと何かと便利です。みんなで4種類やってみますが、ほんとにやりながら伝えるのが難しい…もっといい教え方を考えなくては…

 

デブリハット

 

天然の枯れ木や枯れ葉、デブリのみを使い、特別な道具や技術は何もいらないシェルターです。場所さえしっかり探せば誰でも作れます。

 

まずはみんなで、シェルターの骨組みを枯れ木で作ります。

 

完成

 

大量の落ち葉や干し草を上にのせて、中にもぎっしり隙間なく詰め込みます。このくらいのデブリハットなら台風の雨でも、氷点下15℃でも全く問題なく眠れます。

 

身をよじるようにして中にもぐりこみます。

  

刃物の使い方

 

持ち方や注意点など使う前に説明します。

 

ブッシュクラフト要素

 

ナイフの便利な使い方でバトニングもやってもらいました。

 

着火に便利なフェザースティックもつくります。

 

火起こし

 

様々な道具をつかって火おこしをします。

 

ライター、マッチ、火打石…

 

 

摩擦式火おこしの展示でハンドドリルをやってみます。

 

無事焚火まで火を大きくすることができました。

 

皆さんもグループ毎におしゃれなポッドハンガーやトライポッドをしっかり作っておられました。

 

これは参加者の方の自作焚火台です。しっかり機能していて、とても完成度が高いです。

 

炊飯

 

飯盒や登山のクッカーで、焚火を使って炊飯するのは意外と難しいです。けっこうみんなしっかり炊けていて良かった。

 

そのまま夕食になり

 

参加者の方が作ってくれたけいちゃん、炊いたご飯、鹿ロースト、鹿しゃぶ、猪汁などなどとても豪華でした。

 

〆の丸鳥、玉葱、じゃが芋、人参のダッチオーブン焼き。

サルサソースなどお好みで食べます。

 

夜は刃物について

 

狩猟用やブッシュクラフトに向いているナイフの紹介などです。

 

実際に砥ぎもやってみます。

 

二日目は射撃から

 

銃の所持方法や、実際の使い方をエアソフトガンを使ってみんなで練習します。

 

追跡術

 

僕の好きな追跡術です。獣の図鑑作成や、痕跡の種類、動物のフィールドサイン、痕跡の観察方法、足跡の識別、風化の進行など、短時間でけっこうな内容です。あくまで概念的なモノを伝えただけなので、別講座でしっかりやりたいです。

 

時間の風化や獣の足跡の特徴を砂の上で解説します。

 

野生動物に学ぶ体の動かし方を野外でやります。

 

野生動物に学ぶ足の運び方

 

実は足が超冷たくて痛かった…

 

みんなでやってみます。

 

みなさん普段はゆっくり歩いたり、片足でバランスをとることは少ないので、ふらついたり中々難しいようでした。

 

野生動物に学ぶ体の動かし方に、銃の取り扱いを取り入れ、野外でスムーズに動きます。

 

 

みんなで地面に残る痕跡の観察練習もしてみます。

 

本物の足跡で観察します。

けっこう皆さん、真剣に取り組んでくれました。

 

最後はグループ毎に分かれて疑似狩猟ゲームです。

各グループ毎に射撃して、捕獲した獲物の数を競います。

 

射撃以外にも

 

双眼鏡による索敵や、複数人での行動などいろいろ詰め込みましたが、みなさん楽しそうで良かったです。

 

最後は捕獲数の多いグループの発表と景品で締めでした。

 

お昼過ぎていたので雑炊です。

 

すっかり忘れていた水…

 

時間が無くて、ソーラースティルを昨晩作っておいたのですが、しっかり100mlほどの飲料水が貯まっていました。

 

無事飲めたので今度はみんなに見せたいです。