Wild Herbs

 

Wild And Native の川口 拓さんが開催した「アースハーバリスト 初めての薬草&大地のヒーリングに触れる二日間(オオバコ編)」に参加してきました。 

 

その時の様子です。

 

 

今回の内容は、「自然」の力を自分に取り入れる=ヒーリング。

 

ゆったりした雰囲気の中、自分自身の体の状態を感じながら、身近な野草である「オオバコ」に焦点を当てた講座となっていました。 

 

このlogでも何度か紹介している川口拓さんは Wild And Native の代表で、ネイティブアメリカンの教えを基礎とした「自然の中で生きる術」を日本で広めておられます。

1日目

 

今回の参加者は16名。

自己紹介をして和やかな雰囲気となった後、拓さんからネイティブアメリカンのヒーリングの概念を学びます。

 

 

拓さんほど上手に説明できませんが、

ヒーリングとは自然との「全体化(wholeness)、一体化、身に纏うこと」であり、その状態が「健康(health)」とのことです。

 

まずは自然の中でリラックスするエクササイズ

 

・大きく深呼吸

・景色をボーッと眺める

・はだしで歩いてみる

 

コツ

 

・うまくやろうと思わないこと

・とにかく、ゆっくり。リラックス。

・日常のあんなこと、こんなこと、ひとまず忘れます。

 

エクササイズをしてリラックスしたら、オオバコの葉を摘みに行きます。

 

この時も、のんびり、ゆっくり。

 

オオバコの葉の特徴、似ている別の葉との見分け方を学びます。

 

摘んだ葉は紙袋へ。

摘む葉は10枚〜15枚、一箇所から摘むのではなく、歩きながら摘んでいきます。

 

 

お茶にします。

 

摘んだ葉をさっと洗って、刻みます。

お湯を注いで、蓋をしたら20分。

 

ただ飲むだけではなく、自然の中でリラックスした状態になり、丁寧に味わいます。

 

飲んでいる時に感じる味、後味、飲んだ後の体の変化に集中します。

 

そして、ノートに書き留めておきます。

 

 

各人が書き留めた内容を語り合い、時間をかけて他の参加者と共有します。

 

 

お茶の味は各人の体調によって異なるとのことです。

 

今回は、「甘い」「リラックスする」「体が温まる」と感じる人が多かったようです。

 

 

 

初めてオオバコのお茶を飲みましたが、エグ味や青臭さは全くありませんでした。

ほのかに甘く、美味しかったです。

例えるならば、渋みの全くない、薄〜く煎れた緑茶のようでした。

 

 

夕食はフジコさんの特製キムチ豚汁。

 

キムチと豚汁、初めての組み合わせでしたが、普通の豚汁以上に具沢山で、とても美味しかったです。

 

今回の会場となったキャンプ場、日中は非常に暑かったですが、日が沈むと気温が下がり涼しくなりました。

 

熱々のキムチ豚汁が最高でした。

2日目。

 

爽やかな気持ちのいい朝です。

 

コテージの近くを流れる小川のせせらぎが心地よく、気持ちよく眠ることができました。

 

 

 

 

まずは野草の簡単な見分け方を学びます。

ポイントは「花の色と形」「葉っぱの形」「茎の形」

 

これらのポイントを踏まえて、食べれる野草を探しに行きます。

散歩の気分で、ゆったり、のんびり。

 

今回見つかったのは、カタバミ、カキドオシ、タンポポ、ツユクサ、スギナ、ヨモギ、イタドリ、ミツバなど。

 

拓さんの豊富な知識に驚かされます。

 

そして、素晴らしい効能を持つ野草が、こんなにも身近に溢れていることに驚きました。

 

 

 

昼食は具沢山わんぱくサンドイッチ。

摘んだ野草のうち、そのまま食べれる野草はサンドイッチに挟んで食べます。

 

他の野草はフジコさんがさっと炒めてくれました。

野草は味が濃く、栄養がぎゅっと凝縮されている感じがしました。

 

昼食後のお昼寝タイムの後...

 

オオバコの軟膏作り

 

材料は、摘んできたばかりのオオバコ、オリーブオイル、蜜蝋です。

 

 

 

今回の内容、とても深いと感じました。

それゆえ、このlogでは伝えきれないもどかしさがあります。

 

大切なのは、実際に自分自身が試して感じること。

野草図鑑を読むだけであったり、軟膏を誰かから譲ってもらい使うだけでは、野草の効果が実感できないかもしれません。

 

 

今回の講座では素敵な出会いもあり、参加して本当に良かったです。

 

拓さんの講座に出るたびに実感するのですが、心と身体が元気になります。

拓さんのダジャレが面白くて常に笑っているからなのか、ゆったりとした雰囲気が流れているからなのか。

 

ぜひ、皆さんにもこの心地よさを味わっていただきたいです。

 

参考図書

 

Japan Bushcraft School 公式のブッシュクラフトマニュアルです。

 

こちらに簡単な野草の見分け方が載っています。良著です。