GW Workshop

 

GWに野営や追跡術などの講座を開催しました。

 

その時の様子です。

今回やったこと

 

今回は猪鹿庁さんからお誘い頂き、GW期間中以下の内容を担当させて頂いていました。

 

・Basic Survival

・Bush Craft

・Land Navigation

・Photo Hunting

・Basic Tracking

 

各講座は参加者7‐9名とちょうどよい人数で、何とか天気も持ってよかったです。雨天の対応力も鍛えられました...

参加者の皆さんはいい方ばかりでとても助けられました。感謝です。

Basic Survival

 

野外での生命維持の基本であるシェルターやたき火と水についてみんなで練習しました。このアウトドアの基本だと思うのでいろいろな場面や防災にも役立てて頂けると思います。

 

天幕と焚火

 

シートを使った即席のタープ張り、そのために必要なロープワーク、ナイフの使い方、焚火の基本をやります。

 

 

火床、燃料、着火、撤収など焚火の基本

 

火は水のために

 

起こした火で水を沸かして即席の野草茶をいただきます。

 

この火で夜のご飯も炊きました。

Bush Craft 

 

Basic Survivalの応用編としてBush Craftをやりました。タープの応用例、焚火を活用するためのポッドハンガーやファイアリフレクター、竹炊飯などです。やはり簡単そうな内容でも、実際やってみるとみなさん結構頑張っていろいろ工夫しながらやっていました。こちらもキャンプや登山でも役立つ内容でした。

 

シートを使ったタープの応用例

 

焚火の前にはファイアリフレクターも作ってあり暖かいです。

 

結びの応用

 

紐で天幕を張るときも、その場にある石や枝を活用することで、さらに自由自在に機能的かつカッコよくすることができます。

 

焚火を楽しく便利にする

 

即席のトライポッドにポッドハンガーを載せます。

その先には自在鈎があってクッカーなどを吊るして火にかけることができます。

 

実際に焚火の上でお米を炊きます。

 

参加者の作った即席キャンプ地

 

手前にファイアリフレクターが見えます。

 

その場にある自然の材料でファイアリフレクターを作る参加者

Land Navigation

基本的な地図と方位磁石の使い方、迷った時の現在地確認方法、地図情報から野生動物の動きを予測する方法、ITガジェットの活用など盛りだくさんでした。どれもアウトドアや狩猟には役立つ情報なのですが、難しいのでのんびり講座をやりました。

Photo Hunting

 

Land Navigationと一緒に開催しました。カメラはなかなか難しいので、僕の思いは伝わっているのか話していて微妙な気持ちでした...しかし、あとあと参加者の皆さんに聞いてみると意外と今後カメラをやってみたい、と言ってくださる方がちらほらいてうれしかったです。

 

Basic Tracking

 

トラッキング技術は自然を観察するための方法で、サバイバルに必要な情報を得る方法でもあります。また五感や気づきの感覚を高めてくれます。今回は野生動物の体の使い方、足跡や地面に残る痕跡とその追跡方法、痕跡の風化から時間経過を読み取る方法、自然界のリズムや変化を感じる方法などやりました。みなさんすごく楽しそうに参加して頂いてよかったです。

 

足跡の識別についての座学

 

野生動物の体の歩き方のパターンをみんなで実践

 

みんな体勢がきつい...

 

視覚と視野の使い方、フクロウをまねる

 

狐歩き・自然の中で効率よくかつ安全に歩くための方法

 

足跡の風化や特徴をみんなで観察し、スケッチをとったりします。追跡術の基本です。

 

 野外で痕跡を探し、追う練習もします。あいにくの悪天候でしたが、参加者の皆さんは驚くほど積極的で、楽しそうに練習していました。

 

この方は特にトラッキングに興味を持っている方で、ご自分で狩猟もされているそうです。観察の仕方がよかったです。

これからも

 

今回はこんな感じで無事に終わりました。今後も単発ではなく、連続講座や面白い企画をやって行こうと思います。