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教室ではみなさんが自然の中での体験を通じて、命を守る方法である体温保持や火起こし、水の確保、野外での動き方などの方法を共有できたら嬉しいです。

 

僕の経験はほんとに微々たるもので、、会話や教育活動が特に好きだとか得意というわけでもありません。でも大丈夫です。大切なことは自然が教えてくれて、みなさんの心身がどんどん経験していってくれると思います。僕は教えるというよりもみなさんの手伝いをしています。

 

火起こしは古来のやり方から現代の便利なものまでいろいろやってみる

 

大人でも難しいけど、火がつくとみんな大喜びです。

 

火はいろいろ助けてくれる

 

水の煮沸や炊飯、灯りや暖をとる、灰や炭が手に入る。いろいろです。

 

森の材料だけで作る家

 

デブリハットと呼ばれるシェルターは、森の材料だけで作ることができます。特別な道具もいらないし誰でも作ることができます。

 

シェルター作りのアイデアがあれば何かあったとき、生きるために必要な体温維持ができます。

追跡技術

教室では自然を観察するいくつかのコツも紹介しますがその1つに追跡技術があります。

簡単な動物の足跡や歩き方から、どんな生き物で、どこから来て、何をしてそしてどこへ行ったのか色々調べてみます。追跡は自然界の全ての要素に及びます。野鳥や植物、風、雨、地形など色々です。

 慣れてきたらフィールドで足跡を追い、その持ち主を探してみます。写真は日本ではないですが、実際には山林内ですね。僕はまあまあ見つけます。いや、僕が見つけるというより、獣が多くて偶然出会ってるだけかもしれません。

 

追跡技術や自然観察はとても大切です。ささいで微妙な変化や違いに「気がつく」感覚を磨いてくれます。それが命を守ることへつながってきます。

 教室では静かでゆっくりした時間を多くとって自然をたくさん感じてもらいます。これが難しい話より大切なところです。

 

なんというか、自分がゆっくりになって心を静かにしていくと、五感がさえてきたり、自然の声が聞こえてくるような感じがします。追跡技術に通じるところです。しかし僕は今、忙しくて自然の声は聞こえていませんね...

 

本来サバイバルや自然の中で生きるというのは、戦って克服するものではなく、自然の声に耳をかたむけうまく付き合っていくというような感じであったと、メキシコの砂漠に住むネイティブアメリカンから昔教えてもらいました。

自然に溶け込む技術

 

自然観察や追跡技術を知ると、隠れ方や自身の偽装(カモフラージュ)、動き方もだんだんと必要になってきます。これも自然が教えてくれます。いきなり写真の人みたいにはなれませんが、ちょっとずつ近づくことはできます。

隠れると聞くとなにかに物理的に身を隠すイメージを持ってしまいますが、教室では、自然に溶け込むような、包まれるような、守ってもらうようなイメージで練習などやっていきます。狩猟の際はオレンジベスト着用が必要ですが、これも色々工夫できます。

 

食べるために捕る技術

 

実際に獲物を捕獲するための方法も練習します。教室ではやくくり罠、むそう網を触ってもらえます。

 

現代狩猟の猟具以外にも古来の天然素材のみで作る罠も紹介しています。写真は鼠や小鳥がとれる罠の一種です。

そのほか獲物の解体処理や皮なめし、それを使った道具作り、石器作り、焼き物など色々こちらに載せようと思います。

週1か月1になるかと思いますがたまに見てみてください。